電子タバコは香港に所在する金龍グループ資本下の北京SBT如煙科技発展有限公司が2003年に世界で初めて開発したとされる。
専用カートリッジ内の液体を電気的に霧状化し、その微粒子を吸引することでタバコの代替とする製品である。いわゆる一般的なタバコとは異なり、火気を用いない上に、燃焼に伴うタールや一酸化炭素なども発生しない。
また、タバコの先端から副流煙が発生しないため、他人に迷惑をかけず自身の健康を害することもないタバコ代替製品として、2008年頃から日本国内においてもメディアなどで取り上げられ脚光を浴びている。前述の企業以外のメーカー製品が市場に投入されている。
形状は葉巻型、パイプ型、紙巻煙草型など様々なものがあるが、構造的にはすべてほぼ同じで、「充電式バッテリー」(蓄電池)と「噴霧器としての本体」、「希釈液を含んだカートリッジ」(フレーバー)から構成されている。バッテリーはほとんどのものがリチウムイオンバッテリーを使用しており、継ぎ足し充電が可能である。
カートリッジをケースから取り出して充電済みのバッテリー本体と共にカートリッジにセットし、吸い口から吸引すると自動的に気流センサーが反応し、カートリッジ内の液体を霧状化、吸い口から霧状の希釈液を噴出する。
これは吸引した程度では霧状(ミスト)のままのため、そのまま吐き出すと実際の煙のようにみえる。これを肺まで深く吸引した後に吐き出しても実際の煙草同様に煙がみえる(ミスト[煙]が不完全な製品ではみえにくいものも存在する)。これは噴射されたミストの粒子が煙草の煙の粒子とほぼ同じ大きさのため、水分吸収されにくく、長く残るためである。
また、色や煙(ミスト)の状態や、長く煙(ミスト)が空気中に漂ってみえるのも実際の煙と同様であるのはそのためである。また、吸引すると同時に先端の赤色LEDが発光し、本当に火をつけて吸っているようにみえる。
タバコ税の増税が懸念されている今の時代、今までにかけていたタバコ料金はぐっと上がることが予想されます。1日に何箱も吸う方にとっては大打撃。しかし電子タバコは使い捨てではありません!
カートリッジを差し替えるだけで何度も使えます。電子タバコの種類によっては1個75円程度。カートリッジ1本で、タバコ15本~25本分(個人差がありますはありますが)の使用量に相当します。
75円でタバコ15本~25本分楽しめるのですから、非常にお得です。
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